住宅ローン繰り上げ返済がお得になる条件とおすすめな人とは?

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繰り上げ返済がどのような人やどのような場合に有効か、について考えてみたいと思います。

 

「住宅ローンの繰り上げ返済をすれば得になる」といわれています。何故、得になるのでしょうか?

 

住宅ローンは借金ですから、借りたお金(元金)に金利を加えた金額を返済しなければなりません。住宅ローンでは、毎月決められた額を返済しますが、その返済には元金と利息が混ざっています。

 

繰り上げ返済では、返済額が全て元金の返済に割り当てられます。つまり、繰り上げ返済額と同額の元金が減ることになります。

 

すると、減った元金にかかるはずだった利息を支払う必要がなくなります。期間短縮型の繰り上げ返済を行った場合には、全ての元金に対して利息の低減効果がありますので、さらに有効です。

 

それでは、どのような人が繰り上げ返済を行うと、利息の軽減効果が大きくなるのでしょうか、大きく分けて、以下の2パターンが挙げられます。

 

1.ローンの残り期間が多い人
同じ元金だったとしても、ローンの返済期間が長くなると、利息も多くなります。従って、同じ額を繰り上げ返済すると仮定した場合、ローンの返済開始当初に返済するほうが、ローン完済間際に変換するよりも、繰り上げ返済分の元金に対する利息が大きくなります。従って、ローンの残り期間が長ければ長いほど、繰り上げ返済による支払い利息の削減効果が大きくなります。特に、元利均等返済方式の場合には、返済当初は、返済額の中の多くを利息が占めていて、元金はあまり減っていません。そのような場合には、繰り上げ返済が特に有効だと思われます。

 

2.ローンの金利が高い人
住宅ローンには、長期固定金利型や変動金利型など様々なタイプがあります。一般に、長期固定金利型のほうが変動金利型のほうがよりも高い金利になっています。金利が高ければ、当然支払う利息が高くなります。従って、ローン金利が高い人ほど、繰り上げ返済による支払い利息の削減効果が大きくなります。リスクヘッジのために、長期固定金利型と変動金利型を併用している方もおられると思います。将来の金利がどのようになるかを正確に予測することはできませんが、繰り上げ返済をする際には、その時点で金利が高い方の住宅ローンから先に返済すると、有効だと思われます。

 

ただし、繰り上げ返済を行う絶対条件として、手持ちの現金を減らしすぎないということが挙げられます。

 

繰り上げ返済を行うほうが得だからとって、無理な繰り上げ返済を行って、手持ちの現金が少なくなると、突然まとまったお金が必要になった場合に、住宅ローンが破綻してしまう危険性があります。

住宅ローン繰り上げ返済がお得なランキング!2017年4月更新

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